メタトレーダー4を使い込んでいくうちに、インストールしたときよりも、動作が重くなってしまう場合があります。メタトレーダー4に慣れてくると、使用するインジケーターやEAが増えていきますし、実際に使うインジケーターやEA以外にも、検証用に様々なEAを使ってしまうこともあります。EAを実行するだけでも、サーバーとクライアントPCはリソースを食いますし、また、実行したEAの数だけ、チャートも表示しなければならなくなります。そうなると、ますますサーバーとクライアントPCはリソースを使うことになるので、重たくなってしまいます。
本来、メタトレーダー4は動作がとても軽く、使い勝手の良いトレードソフトなのですが、ユーザーの利用方法次第で、どんどん重くなってしまいます。動作が重くなってしまう主な原因は、上記で述べたように、「実行するインジケーターやEAの数が多いこと」または、「チャートを数多く表示すること」でありますが、さらに、「使用するヒストリカルデータ量が大きい」ことも、ひとつの原因として挙げられます。
MT4を使いこなすうえで、インジケーターやEAを増やすことはあっても、減らすことは難しいでしょう。そうなると、ヒストリカルデータ量を減らす対策が必要になります。MT4を使用している期間が長くなれば長くなるほど、ヒストリカルデータ量は蓄積されて増加します。さらに、MT4はバックテスト用にヒストリカルデータをダウンロードして利用することもできることから、バックテストをした経験があれば、大量のヒストリカルデータが残っている可能性があります。大量のヒストリカルデータが残っていた場合は、インジケーターやEAが、そのデータ量を範囲として処理してしまいますので、ヒストリカルデータ量が多ければ多いだけ、動作は重くなってしまいます。
また、チャートに表示されるローソクなどのバーの数が多いと、インジケーターやEAが処理する範囲が多くなってしまいますので、やはりメタトレーダー4の動作は重くなってしまいます。メタトレーダー4を軽くするひとつの手段として、チャートに表示されバーを減らすのも有効です。
チャートに表示されバーを減らす方法は、メタトレーダー4の上部メニューの「ツール」から「オプション」をクリックして、チャートタブを選択します。次に、「チャート表示バーの最大数」の値を調節します。この値を小さくすればするほど、動作は軽くなります。設定を変更したら、メタトレーダー4を再起動して設定を反映させます。
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